このあたりで 少し自分のことを・・・。
住まいに興味を持ったのはいつ頃だったでしょうか。
最初の記憶は 母が間取り図を描いているところです。
母は普通の働く主婦で 設計など学んではいないのですが、私が5歳のときに立てた家は、母が間取り図を描いたみたいです。
こじんまりした平屋の家でした。
子供部屋は一部屋しかなく、いつも妹と喧嘩しながら 部屋を区切ってシェアしていました。
家は一生のうち3回建てて やっと満足できる と言われていますが、母も例に漏れず 自分が考えた間取りでは少々不満があったようで、よく方眼紙を前に色々考えていました。
少しゆっくりした夜 理想の間取りを書いている母を見ながら 最初は訳がわからなかったけど、少しずつ横からちょっかいを出し 自分の部屋はどんな風になるのかな~?と思い描いていました。
私が中学生になったあと 増築の話が出て 念願の2階建てが付け足されました。
その頃の私は なぜか階段が憧れで 2階に住みたいとしょっちゅう言っていました。念願かなって2階に自分だけの部屋を作ってもらいました。
今でも覚えていることは 壁紙を自分で選びたいと言ったのに 母に却下されたこと。(本人はそんなことすっかり忘れています)
自分の部屋ができて ベッドなど家具を揃えてもらって とてもうれしかったのを覚えています。
それからは部屋の模様替えが趣味のようになり、ふと思い立ち夜中まで あーでもないこーでもないと 一人で大きい家具を移動させていました。